ねこむら日誌

体調不良やら育てている植物のハナシ。

はじめに

ある日「君は発達や認知のしかたに偏りがあるみたいだよ」と言われるに至りました。例えば、これが自分の子供だったら「どうしようか、まずどんなサポートからしてあげよう」と慌てたかもしれません。もしくは、発達障害というものを全く知らなかったら大きなショックを受けたと思います。

しかし、笑われてしまうかもしれませんが自分は大学では児童心理学とか発達心理学とかを専攻しつつ結局今も医療の現場で働いています。

注意欠陥多動性障害ADHD

アスペルガー症候群ASD

という言葉も、もちろん初めて聞く言葉ではないので、正直なところ困惑はありませんでした。それどころか学生時代はボランティアとして学習障害(LD)アスペルガー(ASD)の子の学習支援をさせてもらっていまして。

その子たちについて先生や親御さんたちが「変わってる」「困った」「なぜ」「どうしたら」と言っているのを聞きながら呑気に「大袈裟な人だな~w」と思っていたわけです。今思えば、その子たちが引っ掛かる所に自分も引っかかるからこそ苛立ちも疑問も覚えなかった可能性ありますよね…。

どう言ったらいいのか難しいですが、

発達障害と一緒に生まれて、ずーっとずーっと一緒に生活してきたわけです。でも、ソイツが居ると気付かずに来ました。あまりにも、最初から一緒だったから。不便なこともありましたが、それは皆そうなのだと思っていました。みんな、不便だけれども頑張ってうまくやっているんだと。

それが、今回初めて目が合って名前を知ってソイツに「実は、僕とは一緒に生まれてこない人も多いんだよねぇ」と言われたような気分でした。

 話をもっとうまくまとめられる人は多いですし、発達障害を専門にしている先生も世の中たくさんいます。なので障害について詳しく説明して行くというのがブログの主目的ではありません。

ただ、自分の状態について調べたことをまとめると整理できます。思ったことを文字にしておくと何か客観的に気づくこともあります。そうすれば自分のことを人に説明しやすくなるとか、なにかしら良いことがあったらいいなと思いながら書き始めます。