ねこむら日誌

体調不良やら育てている植物のハナシ。

診断までの道1(体調不良~メンタルクリニックへ)

成人してから発達障害と診断されるケースでは、「私はそうなのではないか」と思う所があって受診というケースも多いようだというのを本を読んでいて知りました。

今回は、僕が受診したキッカケについて書きます。まだ発達障害自体の話は少ないので、そのあたりが気になる方は次の記事あたりから読んでみてください。

 

 

受診の始まり

キッカケは身体症状

 僕の場合は、受診のキッカケは精神的な悩みや違和感ではありませんでした。小学校時代から非常におなかが弱かったのです。
(年中おなかを壊している人が発達障害傾向があるという話ではありませんよ)

まぁ別にそういうモノだろう。体質だろう。そう思いあまり気にはしていなかったわけですが、おなかを下すたびに昼食を抜いていたら 職場の所属長に心配をかけてしまったようでした。
(僕は学生時代から、腹痛の日はそうしていたので苦ではないのですが…)

職場(まぁまぁ大きな総合病院)では過敏性腸症候群を疑われたり和漢外来を薦められたり。紆余曲折を経て担当医から「カウンセリングや心療内科を受けるのも手ではないか」というような話がありました。

要は「疾患の判別が難しいまま投薬で対症療法を行うのでなく、ストレスが原因と想定してそこにフォーカスしてみては」ということのようです。

たしかに、親が言うには「気持ちがストレスに鈍い」らしいので日ごろ強いストレスを感じているような自覚がありませんでした。しかし、高校時代にはパニック障害になったりしましたし。もしかしたら、外からの刺激がイライラや悲しさでなく直接身体症状に現れやすいのかもしれません。

近くの心療内科

ともかく心療内科に行ってみました。事前の質問用紙や問診に時間をかけてくれる先生でした。そこで、日常生活や仕事の中のことを思い出しながら「どういった場面に困難を感じるか」を答えていきました(この内容については、次回の記事で詳しく書きます)。

当初は、そこでストレスの原因や緩和の方法が分かれば…という目的だったわけです。ところが、答えていると先生が幼い頃のことも訊き始めました。友人関係のことや、親子のことなど。

僕は、症状だけでなく環境をとらえようとしてくれる先生が好きです。なので、実は「今後も、この先生にかかりたいな」と思っていました。でも結果的に発達障害者支援センターを紹介されるに至ったわけです。

というのも、この心療内科は、発達障害を専門にしているわけではなかったので「診断や相談が希望であれば、こういう窓口がありますよ」というような紹介のされ方でした。

受診してみようと思っている人へ

内科の中にも消化器内科や循環器内科があるように、心療内科の先生たちにも専門分野があります。なので、最初から発達障害が気になって受診する場合は下記のことを確認してから受診すると良いと思います。

・行こうとしている病院が発達障害を専門としているか
・(成人の場合)大人の発達障害も診てくれるかどうか

特に、2番目に関しては要確認です。小児の発達外来や小児科に比べると、成人の発達障害を見られますよと標榜している医院さんは少ないです。
(僕は片田舎の人間なので…大都市ではそうでもないんでしょうか…)

なかには「18歳以上でも診ますよ」と言ってくれる小児の先生も居ますが、やはり社会人の発達障害を診ている先生が居るのであれば、そちらをおすすめしたいです。どうしても、成人の患者を多く見てきた先生の方が成人に合った診察ができると思います。

もちろん、診断というのは受診してから検査や面談を経て先生が判断するものです。なので、自分で決めつけて受診に臨むのは少し違うとは思います。しかし、できる確認はしておいた方が診断までの流れはスムーズです。

あとは、受診までこぎつけたら「何か初診時に持って行ったほうが良いものがあるか」は事前に電話で(予約を取った時にでも)確認してみてください(先方から細かく説明してくれる場合もあります)。

ここから、何回かに分けて現在のかかりつけに至るまでを書いていこうと思います。個人的な経験なので、役に立つものではないと思いますが気になる方は読んでみてください。