発達障害チェックリスト
このブログで発達障害について話すにあたり、ネット上でも「発達障害セルフチェック」なるものがあるので見てみました。特徴的な行動や失敗が結構まとまっているかなと思うので、少し平易な文章に変えて一応載せておきます。
チェックにあたって
ここに挙げられたチェック項目は、発達障害に見られがちな特徴の一部をピックアップしたものです。そのため、当てはまるものがある=発達障害というわけではありません。加えて、気分障害や精神疾患など別の病気や障害によって似た困難を抱えている場合もあります。また、逆に発達障害を抱えている人でも当てはまらない特徴もあります。
そして、発達障害というのは生まれつきのものだと言われています。そのため「当てはまることが1回でもあったから心配」というのは考えすぎかもしれません。それが継続的に起きているかどうかも大切です。
ともかく、このチェックが医療的診断や障害特定の決め手(または可能性の除外)になることはありません。あくまでも、チェックの結果や、それに伴う事象については自己責任でお願いします。
チェックして「こういう傾向のせいで生活に支障を感じている」「具体的に相談したい」など必要を感じた方は、自分で決めつけるのはNGですよ。病院への受診や支援センターへの相談をおすすめします。
逆に「特に受診の必要性は感じないけどもしかしたらそういう傾向があると思って生活してみよう」というのもアリだと思います。
色々くどくて申し訳なかったですが、いろんな感覚の方が見る可能性があるかと思うとつい不足が無いようにと色々気になってしまう僕の悪い癖です。気を取り直して、興味がある方はチェックしてみましょう。
発達障害セルフチェック
ASD(アスペルガー症候群)
- 丁寧に接しているつもりなのに失礼だと指摘される
- 身だしなみに気を使っているが清潔感がないと言われる
- 相手が言ったこと(皮肉や嘘)を言葉通りにとらえてしまう
- 伝えたいことを順序だてて言葉にするのが苦手
- 語彙は豊富なのに話し方が堅苦しいと言われる
- 会話中に相手の目を見ていない
- 身振り手振りが大きい(または全く無い)
- 興味の範囲が限られていて相手の提案や話題に関心を抱けない
- 可能な限り、同じ方法・手順で作業をしたい
- ルーティーンが崩れると動揺してフリーズしてしまう
- 悪気はないがオブラートに包んで伝えられない
- 雑音の多い場所では相手の話が聞き取りにくい。
- においの強いものや特定の食感のものが苦手
- (上記の理由も含め)偏食がひどい
- 環境に合わせた衣服の調節が難しい
ADHD(注意欠如多動性障害)
- 後先考えずに行動や決断をする
- 人の話が終わらないうちに返事や反論をしてしまう
- 相手の返事や反応を気にせず話し続けてしまう
- 落ち着きがないとよく言われる
- 同じ作業を長時間繰り返すとミスが増える
- 短時間で済む作業を何種類もする方が得意
- 貧乏ゆすりなど身体を動かすと落ち着く
- 何かをしているときに別のことに気を取られてしまう
- 大事な授業や会議でも集中できないことが多い
- 注意しているつもりでも忘れたり間違えることが多い
- 頻繁に物にぶつかったり壊してしまうことがある
- 2つ以上の作業を行うと間違えや忘れてしまうことが多い
- 約束やタスクを忘れてしまいがち
- 作業を終えた後で間違えや抜けを指摘される
- 余裕をもって計画的に進められない
- 大切な予定でも遅刻してしまう
LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)
- 文字や単語、文章を正確に読めない
- 読むことはできるが速度が極端に遅い
- 読んで意味を理解することが難しい
- 文章を読めていても人物の関係性や意味が理解できない
- 文字や文章を書くことが難しい
- 数字やその大小、関係性の理解が弱い